農地造成

採草地、農用地等を造成するのに、GS360スタビライザ(ドラムタイプ)を使用して、
岩を破砕し土壌と撹拌しながら用地を造成していく施工法です。

従来は、農用地を造成する場合、
・表土を集積
・岩をリッパーで破砕
・除石した後に客土
・表土を埋戻して農用地を造成
リッピング工法がとられていた。
リッピング工法は、このように作業工程が多く経費がかかり工期が長くなる傾向にあり、
また、石礫がかなり残るため耕起並びに肥培管理等に於て支障をきたしていました。

八重山諸島の多くは隆起珊瑚礁の岩盤地域であるため従来原野のまま放置されているケースが多く、また部分的に放牧地として利用される場合でもその草の生産量は低い状況にあります。

そこで考案されたのがスタビライザ工法である。
この工法は岩盤上のサンゴ石灰岩を機械力を用いて、岩盤を細かく撹拌し現場の土壌及び草木類といっしょに破砕・撹拌・混合することによって新しい土壌を創る。
この工法が提案され同区域(八重山諸島)の畜産基盤建設事業で採用され確率した。