スタビライザによる路床改良工法
対象となる工事
沖積土層など軟弱な土質は、一般に道路などの路床、路盤に適さなく不良土を取り去った後、良質土を搬入し置き換える工法がとられています。
このような従来工法は、資源のムダ使いばかりでなく、環境破壊の原因にもなり好ましくありません。
これに対し、スタビライザによる路床改良工法は、不良土の上に路盤安定剤(例えば生石灰)を散布し、スタビライザで混合し路盤を安定させるものです。
対象となるのは、新設道路、飛行場、宅地造成等で、軟弱な土質が主体の場所、田んぼの中を通す道路、埋め立て地等です。
再生スタビライザ工法とは
老朽化したアスコン道路や簡易舗装道の改良・再生工事において石灰、セメントなどの安定剤を散布した簡易舗装の表層や路盤、路床の一部を、現状のまま同時に破砕し、良質な路盤として再生する安定処理工法です。
再生スタビライザ工法のメリット
アスファルトを破砕し路盤材として混合して使用するので、新材料に入れ替える必要がなく、不良土砂の処分問題もありません。ダンプによる運搬がないので片側路線を開放でき、交通障害も最小におさえることができます。
新材料を削り取る必要がないので自然破壊もありません。